SMプレイを楽しむ画期的な方法
「SMの世界に目覚めるきっかけ」の項において、“セックスのマンネリ感や二人の関係の倦怠感に陥るカップルや夫婦は多く、それらの人たちがSMにその活路を求める”と述べました。また、“基本的に人には被虐願望や支配願望がある”とも。
ただ、この二つの事項を結びつけるのがなかなか難しいとも言えるのです。つまり「カップル間に何か新鮮な刺激は欲しい」と思い、「SMプレイに興じる事が出来れば、また新たな世界が開けるかも」と考えてはいるけれども、「自分がSなのかMなのか分からないし、自分の中に潜むS願望もしくはM願望をどうやって呼び覚ましたらいいのかも分からない」というわけです。
こういう場合において、僕は次のような画期的な方法を勧めたいと思います。
それは「取りあえずお互いに役割を決めて、その役割通りに行動してみる」という事です。具体的に言うと、例えば「今週は彼がSで私がMの役」と決め、出来ればさらに詳細な設定も決めてしまうわけです。そしてその週はその設定通りになりきってお互いのコミュニケーションからセックスに到るまでも行いきるのです。そして次の週は立場を逆転して、また同じようにその一週間なりきる…。
人間の思考回路は良い意味で非常に柔軟性があり、悪い意味で非常に不安定なところがあります。元来特に自分が求めていたものではない状態でも、その状況が延々と続くと、脳はその状況に自分を合わせようと無意識のうちにしてしまうのです。
つまり、いったん決めたS、Mの役割を延々と繰り返していると、無意識のうちにその苦痛から逃れようとする為、その状況を苦痛とは感じなくて済む手段として、その状況が自分には適合している、心地よいものなのだと思い込むようになっていくのです。
S役M役を週代わりで続けていくうちに、もし、アナタに内在するS的願望が強ければS役の方に、M的願望が強ければM役の方に、次第に居心地の良さを覚えるようになっていくでしょう。こうして、自分の中に潜むSM的嗜好を半ば強引に引き出すのです。